こんばんは。
映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」を観ました。
「ファンタスティック・ビースト」はハリー・ポッターシリーズと世界観を同じくする「ウィザーディングワールド」作品で、今作「黒い魔法使いの誕生」はシリーズ2作目。
ネタバレ込みで感想を書いていきます。
以前、前作「魔法使いの旅」の紹介もしました。そちらもぜひ。
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作品概要
あらすじ
グリンデルバルドはマクーザによる監視から大脱出をして見せた。凶悪なグリンデルバルドはさらに仲間を増やして目的の達成を目指す ― それは魔法使いによる人間界の支配であった。
グリンデルバルドを止められるであろう唯一の人物は、彼のかつての親友アルバス・ダンブルドアであった。だがダンブルドアは、一度グリンデルバルドを阻止した元教え子ニュート・スキャマンダーの助けを必要としていた。
ニュートは再びティナ、クイニー、そしてジェイコブと結束する。
キャスト
メインキャストは前作同様です。
- ニュート - エディ・レッドメイン
- ジェイコブ - ダン・フォグラー
- ティナ - キャサリン・ウォーターストン
- クイニー - アリソン・スドル
そして、「ファンタスティック・ビースト」シリーズを通しての敵になることが予想されるグリンデルバルドも、前作で最後に登場した通り。
- グリンデルバルド - ジョニー・デップ
ジョニー・デップ大活躍でしたね今回は…。画面に彼が映ると、自然と彼に目が行ってしまいます。存在感あるな~。
そして、ハリー・ポッターシリーズではおなじみのダンブルドアも若かりし頃の姿で登場しました。
- ダンブルドア - ジュード・ロウ
渋カッコイイおじさまですね。ただし今作はある理由から直接的な活躍はありませんでした。次回作以降の活躍に期待大です。
感想
せめて「賢者の石」は観ておくべき
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」を観る前に、ハリー・ポッター1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」を観ておくのをオススメします。
理由は当然、「賢者の石」に登場する人物や場所、アイテムが説明無しで登場するから。
ただでさえファンタビは、登場キャラクターが多い作品なので、既出キャラクターだけでも整理しておくとかなりスムーズに観ることができるはずです。
とはいえ、逆に言えば「賢者の石」とファンタビ1作目「魔法使いの旅」を観ておけば楽しめる作品ということでもあるので、そんなに重くもないかも。
「賢者の石」を観たことがある人でも、復習しておくと良いかも知れませんね。
最初から目が離せない
冒頭、グリンデルバルドが逃亡するシーンから始まる今作。そこから既に目が離せないですね。
間違っても、ポップコーン買ってて冒頭見逃したなんてことは無いように。
ここ絶対に映画館で観てほしいですね、迫力がすごかった…。私1回目は前から4列目のど真ん中で観たので、何が起きているのかついて行くのに必死で楽しかったです。おそらく5分にも満たない時間だったと思うのですが、このシーンで一気に引き込まれます。
前作では(グリンデルバルドとしては)最後に登場しただけでしたが、今作では最初から大暴れ。一気に敵キャラとしての箔が付きましたね。
「黒い魔法使いの誕生」
今回のサブタイトル(日本版)は「黒い魔法使いの誕生」です。「誕生」ってことはグリンデルバルドとは別の人を指しているわけですが…。
作中で「誕生」した黒い魔法使いは2人。
1人目は、観る前の予想通り「クリーデンス・ベアボーン」。
一応、今作「黒い魔法使いの誕生」でニュートたちの目的のひとつとして「クリーデンスを保護する」というのがあったのですが、健闘むなしく…というところ。ラストシーンでは彼の出自が明らかにされ(真偽不明)、オブスキュラスだけでなく魔法使いとしてもついに覚醒。次回作以降ではグリンデルバルドと並ぶ強力な敵として登場しそうです。楽しみ。
そして2人目はまさかの「クイニー・ゴールドスタイン」…。
これは意外でした…。前半にクイニーとジェイコブが2人で登場した時点で危うさはあったものの、「イカれてる」を言った言わないの伏線をそうやって回収するのか、と…。
次回作以降では敵ですね…。ただジェイコブがまだ生きているので、彼の真摯な気持ちでまた戻ってきてくれたら良いですね。あとはグリンデルバルドやクリーデンスに攻撃されそうになったジェイコブを守る、とか。
クイニーがジェイコブを殺すとかだけはやめてくれ…。
ちなみに原題のサブタイトルは「The Crimes of Grindelwald」ってことで「グリンデルバルドの罪」みたいな感じですかね。
橋渡しの物語
「ファンタスティック・ビースト」シリーズは全5作品になると予告されています。
前作「魔法使いの旅」は1作目ということもあり、キャラクターや時代設定の紹介の役割を持った作品になっていました。シリーズを通して見ると、おそらく起承転結の「起」ですね。もちろん、単体で観てもおもしろい。
今回の「黒い魔法使いの誕生」は、今後のシリーズに向けた前フリ、起承転結の「承」にあたる物語でした。
魔法生物たちが直接活躍できなかったり、ダンブルドアがあまり動けなかったり、敵陣営に新たなメンバーが入ったり…。
とにかく、今回だけで完結するような内容ではなく、「これからどうなってしまうんだ…」と次に繋げるための展開になっていましたね。
おそらく、今作「黒い魔法使いの誕生」を観た時点ではわからない伏線もいっぱいある気がします。次の「3」は2年後、2020年とのことですが、それまでにこれをもう1回観ておかないといけないかも知れません。それくらいボリュームのある作品でした…。
まとめ
まとめます。
- 「ハリー・ポッターと賢者の石」までは観ておこう
- サブタイの回収も良かった
- シリーズの今後に繋がる物語
キャストも映像も豪華すぎて、こういう映画こそ映画館で観るべきだな~と思います。手放しでおもしろかったです。
ちなみに「ファンタスティック・ビースト」は5作品すべてで異なる都市を舞台にするとのこと。ニューヨーク、パリと来て、次はどこになるでしょう?
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