こんばんは。
映画「ジーサンズ はじめての強盗」を観ました。
実は共感性羞恥があり、あまりコメディ映画を観ない私ですが、「ジーサンズ」は非常に楽しく観ることができました。
あらすじ、キャスト、感想、見どころを紹介します。
個人的な話ですが、ダークナイトトリロジーを最近観たので、マイケル・ケインさんの役のギャップでツボが浅くなってたかも。
目次
予告/あらすじ
予告編動画
あらすじ
突然の年金打ち切りで40年以上も真面目に働いた会社から見放された挙句、問題だらけの住宅ローン、高齢による身体の不調と……トラブルばかりで、一寸先は闇状態のジーサンたち、ウィリー、ジョー、アル。
愛する家族や仲間と幸せに余生を過ごしたい、デザートには甘いパイくらい食べたい、そんなささやかな生活を叶えるために、ジョーはウィリーとアルに「俺たちの年金を取り戻そう!」と銀行強盗を持ちかける。3人は、はじめて真面目な生き方を捨て、全てを失うかもしれない人生最大の勝負に挑むが―。
キャスト
メインキャストは全員アカデミー俳優
主役となるのは3人の老人、ジョー、ウィリー、アル。
彼らを演じたのは3人ともアカデミー賞(しかも3人とも助演男優賞)俳優。
もちろんその他、名立たる映画賞の受賞歴も持つレジェンド的存在です。
- ジョー - マイケル・ケイン
- ウィリー - モーガン・フリーマン
- アル - アラン・アーキン
なんと3人とも80歳を超えているのですが、それを感じさせない若々しさ。
と同時に、この年齢でしか表現できない味もあり、素晴らしいキャスティング。
長生きしてほしいです。
細かいところですが、公式HPやWikipediaや映画ポスターまでモーガン・フリーマンさんが一番上だったりセンターだったりなのは何ででしょう。
ストーリーとしてはマイケル・ケインさん演じるジョーが一応の主役だと思ったんですけどね。
もちろん3人それぞれ活躍があり、ポスターだけならそこまで違和感があるわけではありませんが、
エンドロールではマイケル・ケインさんが一番上だったのでやはり謎。
脇役にあの「ドク」
観た人はもちろん気付いたのではと思いますが、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズで”ドク”ことエメット・ブラウンを演じたクリストファー・ロイドさんがボケ老人役で出演しています。
正直映るたびに笑います。
めちゃめちゃオジイサンの役でしたが、公開時78歳ってことは主演の3人より年下ってことか……。
バック・トゥ・ザ・フューチャー1作目のときは47歳くらいだったらしいです。
私にとっては初めて見たときからオジイサン(役)だったので、時間間隔がおかしくなりそう。
その他キャスト
その他主要キャストは以下。
- アニー - アン=マーグレット
- ブルックリン - ジョーイ・キング
- ヘイマー - マット・ディロン
ジョーの孫・ブルックリンを演じたジョーイ・キングがかわいいと巷で噂。
あんな孫に恵まれたいですね。
感想 ネタバレなし
テンポが良い、老い先短いから
「ジーサンズ」は結構テンポが良い映画です。
登場キャラも、意外と決断が早いタイプが多いです。
なぜなら老い先短いから。
思春期のティーンみたいに、うだうだ言うめんどくさいキャラがいないです。
気軽に観られて、終わった後には「良かったなあ……」となることうけあい。
「ジーサンズ」は上映時間96分しかありません。
上映時間100分以内で楽しめる映画は良い映画です。
共感性羞恥は発動しない
私も共感性羞恥持ちです。
共感性羞恥は簡単に言うと「他人の失敗を見て自分も見ているのが辛い」感情です。
詳しくはググってください。10人に1人くらいしかいないらしいです。
これに当てはまる人は、コメディ映画を観るのをなんとなく敬遠しているのではないでしょうか。
特に「ジーサンズ」なんて、いかにも老人たちが失敗を重ねそうで……。
大丈夫です。
共感性羞恥持ちの私も最後まで楽しく観ることができました。
コメディ一辺倒ではない
タイトルや予告の時点で、素人の「ジーサン」たちがドタバタの銀行強盗を起こしてなんだかんだ成功して、そこが面白いのだろうな、と思った方も多いハズ。
実は本作では、綿密な計画と準備の上でかなり計画的な銀行強盗をします。
もちろんその合間に絶妙に笑いが入るのですが、それが小気味良い。
コメディ映画としてもクライム映画としてもおもしろいです。
実際に、その銀行強盗の実行シーンでは私もかなりハラハラしながら見入ってしまっていましたし、
大御所俳優たちが体を張っていて(「E.T.」のくだりとか)笑いました。
銀行強盗の動機として、年金や病気などの社会的問題も描かれているのですが、
同時に「もっと家族と過ごしたい」という人間的な部分も含まれていて、スッと感情移入します。
計画が進む中で家族の関係も進展し、暖かい家族愛が素敵な映画です。もちろん、友情も。
まとめ
総評としては邦題の酷さで挫けずに是非観てほしい映画です。
ちなみに原題は「GOIING IN STYLE」。作中で実行前、ジョーが孫に言っていたような意味ですかね。
共感性羞恥も出ないほどのテンポの良さ。
暖かみのあるストーリー展開。
休日や晩酌にサクッと観る映画としてオススメです。
キャストと同年代のご年配方はもちろんのこと、若い方が観ても楽しめますよ。
(劇場公開時、「シルバー割」なんてやってましたね。)
「ジーサンズ はじめての強盗」が好きな人におすすめの映画
ラストベガス
子どもの頃からの付き合いの老人4人組が、そのうちのひとりの結婚を機にラスベガスで再集結。
友情を確かめあい、数十年ぶりに青春を謳歌する楽しすぎるコメディです。
どちらかといえば「ジーサンズ」より好き。
人生で一度は観ておくべき映画だと思っております。
コメントを残す