批判しない映画感想ブログ【やさしいえいが】

意外と豪華声優陣なロードレースアニメ映画【茄子 アンダルシアの夏/スーツケースの渡り鳥】感想

アンダルシアの夏の写真

こんばんは。
映画「茄子 アンダルシアの夏」とその続編、「茄子 スーツケースの渡り鳥」を観ました。

2作とも、原作は黒田硫黄さんの茄子を題材にしたマンガ「茄子」の短編のひとつ。

茄子(1) (アフタヌーンコミックス)

ロードレースについてはまったく何も知らない私ですが、短い本編の中でしっかり描写される熱いドラマに引き込まれ、レース終盤には手に汗握ってのめり込むことができました。
アニメだからこその迫力ある映像や、「スーツケースの渡り鳥」では豪華な声優陣も見どころです。詳しくは本文で。

また、以下の記事でも紹介した通り、「AmazonPrime会員特典」で「100分以内」で観られる映画でもあります。
本文はネタバレしないように書きますので、まずは気軽に観てみてください。
【随時更新】プライム会員特典で無料!100分以内の短い映画まとめ【おすすめ】

予告/あらすじ/キャスト

予告編動画



あらすじ

アンダルシアの夏

“ブエルタ・ア・エスパーニャ”。”ツール・ド・フランス”と並ぶ「世界三大自転車レース」の一つ。主人公ペペは勝利に恵まれず、レースの真っ只中、解雇を言い渡される。やがて生まれ育ったアンダルシアの村にさしかかる。そこでは、兄アンヘルと、かつての恋人カルメンの結婚式が行われていた。幼い頃、兄と取り合った1台の自転車。そして奪い合った恋人…忘れたい恋、忘れたい戦い、忘れたい土地から、遠くへ行きたい。ゴールへ近づくぺぺの心に様々な思いがよぎる。突然、黒いネコが道に飛び出した。予想を裏切り、レースは思わぬ方向へ進んだ。果たしてぺぺに輝きの瞬間は訪れるのだろうか。

スーツケースの渡り鳥

宇都宮で開催されるプロレース、ジャパンカップサイクリングロードレースに参戦するため日本にやって来た、チーム”パオパオ・ビール”のぺぺとチョッチたち。チョッチは、同郷の先輩で国民的英雄マルコの自殺により、レーサーとしての生活に疑問を感じ引退を考えていた。深い悲しみを胸に秘めながら、決戦の火蓋は切って落とされた。

キャスト

主人公・ペペは大泉洋さんが演じています。
監督が「水曜どうでしょう」ファンだったことから実現したとのことですが、大泉さん声優も上手です。ジブリ映画とかにも出てますが、いちばん有名なのは”レイトン教授”かな。

その他「アンダルシアの夏」では小池栄子さん、筧利夫さん等の芸能人声優も出演しています。

そして「スーツケースの渡り鳥」では、山寺宏一さん、大塚明夫さん、坂本真綾さん、平田広明さん等、豪華声優陣も参加(平田さんは前作から)。
さらに「水曜どうでしょう」から”藤村D”こと藤村忠寿さん、嬉野雅道さんの2人も声優として参加しています。

声優さんはアニメ作品を観る楽しみのひとつなので、これはかなり嬉しいです。
特に大塚明夫さんは個人的にファンで、出ていると知らずに観ていたので喋りだしたときはここだけでも観てよかった…と思いました。

感想

基本的にはネタバレの無いように、2作を通しての感想を書いていきます。
短いので、まずは観てほしいということで。

男くさい人間ドラマがカッコイイ

ロードレースの写真

2作に共通する要素はもちろんロードレース、そして人間ドラマです。これが男くさくてカッコイイですね。

「アンダルシアの夏」では、自分が解雇されることをレース中に知ってしまったり、ペペが想いを寄せていた幼馴染とペペの兄が結婚式を挙げたり、さらにはレースの状況も独りで走っていたりととにかく孤独を味わい、ポスターに書かれたコピーの通り「遠くへ行きたいなあ」と呟いて、すべてを振り切るように故郷を疾走するペペが描かれます。
レースの中で、誰と話すでもなく自分の中の故郷と向き合い、故郷への思いを原動力にペダルを漕ぐ姿にただただ呑まれます。

一方の「スーツケースの渡り鳥」では、英雄であり先輩に当たる選手の自殺をきっかけに引退を考えていたチームメイトと共に走るペペ。
レース中にはチームメイトの引退に対してほとんど触れないのが良いですね。語らずとも背中で生き様を見せるみたいな、大人のカッコよさです。
不器用ながら優しいペペを自然と応援してしまいます。

また2作とも、本編はほとんどレースの最中なので、周りの人間との接触は最小限です。
レース中に直接の会話がなくても、レーサー・それ以外のそれぞれのカットでの別のキャラクターとの会話や回想からドラマに情報が足されていくのも観ていておもしろいしカッコいいポイントでした。

ロードレースを知らなくても楽しめる

ロードレースの写真

最初にも書いていますが、私もロードレースには詳しくないです。そもそも、ロードレースがチーム競技ということも知りませんでした。
最後まで走れそうな選手を温存して、チームメイトは他のチームに体力を使わせる等、チーム戦ならではの戦略もあって見応えありです。

前後に並んで走ると前が風よけになって後ろは楽、とかそれくらいの知識だけでも十分に楽しめます。実際のレース中継風の実況も付いていますし、アニメとはいえ結構臨場感があります。

また、レースシーンでの作画が素晴らしい。この点は、おそらくロードレースファンからも評価されている点かもしれません。
ギアチェンジのときには手元もギアも映され、「いま何をしたか」がハッキリわかるようになっています。スタッフの本気度というか、もはやを感じますね。

レース終盤のデッドヒートでも、視点が低くなったり超インコースでのコーナリングを後ろから映したりと疾走感もあり、きっと釘付けになります。

まとめ

まとめます。

  • 短いながらも熱いドラマで見応えあり。
  • スタッフの自転車愛で、知らなくてもおもしろい。

2作品合わせても100分程度の作品なので、何度も書いていますが気軽に観られる作品です。
何か映画観たいけど、あんまり重いのは……みたいな気分のときにおすすめの映画です。

茄子 アンダルシアの夏/スーツケースの渡り鳥が好きな人におすすめの映画

紅の豚

要はこういう大人のカッコよさを語る雰囲気の映画だと言うことです。
逆に、「紅の豚」が好きな人も「茄子」を観てください。

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