批判しない映画感想ブログ【やさしいえいが】

【シュガー・ラッシュ:オンライン】ネットあるあるとディズニーコンテンツのお祭り映画

こんばんは。
映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」を観ました。

2019年の初映画館はこの映画になりました。
年末のうちには観られなかった…。

前作「シュガー・ラッシュ」の続編となる作品。
個人的には「シュガー・ラッシュ」がすごくおもしろかったので期待して観に行きましたが、それくらいの期待は軽く超えてくれました。

作品概要

あらすじ


好奇心旺盛でワクワクすることが大好きな天才レーサーのヴァネロペと、ゲームの悪役だけど心優しいラルフ。大親友のふたりは、アーケード・ゲームの世界に暮らすキャラクター。そんなふたりが、レースゲーム<シュガー・ラッシュ>の危機を救うため、インターネットの世界に飛び込んだ!そこは、何でもありで何でも叶う夢のような世界――。しかし、思いもよらない危険も潜んでいて、ふたりの冒険と友情は最大の危機に!? 果たして<シュガー・ラッシュ>と彼らを待ち受ける驚くべき運命とは…。
(公式より)

キャスト

前作と同じく、主人公のラルフの声は山寺宏一さん、ヒロインのヴァネロペの声は諸星すみれさんが演じました。(ちなみに、「もろぼし」ではなく「もろほし」だそうです。)
山寺さんはもちろん、諸星さんも19歳にしてプロ声優のひとりですから何の不安もなく映画に没入することができますね。

その他、ディズニーキャラクターが多数登場し、それぞれ原作で声優を務めた方々が集結してとんでもなく豪華。プリンセスが集まるシーンだけでも、観る価値アリです。

感想

前作より小ネタがわかりやすい

前作「シュガー・ラッシュ」ではレトロゲーム、今作「シュガー・ラッシュ:オンライン」ではインターネットを背景にした、把握しきれないほどの小ネタが魅力の本シリーズ。

レトロゲームの小ネタは、ある程度ゲームに詳しい方でないとわからないものも多かったかと思いますが、今回のインターネット小ネタは馴染みのある人が多いはず。



誰もが利用する検索エンジンから、TwitterやInstagramのようなSNS、YouTubeやBuzzVideoのような動画サイト、AmazonやeBayといったオンラインショップなどなどが、映画の中で視覚的に再構築されていて、目にも楽しい映像でした。

ラルフとヴァネロペの2人が最初にインターネット世界に飛びこむシーンでは、2人と一緒にあっちこっちとキョロキョロ見渡してしまいました…。「あそこにはアレがある、向こうにはあのサイトが…」みたいな。
ディズニーのアトラクションで、「あそこにあのキャラクターがいる!」と指を差してしまう感覚を思い出しました。それほどのコンテンツの密度。序盤のシーンですが、ここで既に観てよかったなという気持ちになってました。



細かいところでは、映画内の架空の動画サイト「BuzzTube」で人気コンテンツとして登場するハチっぽいキャラクターの声をヒカキンさんがあてていたのに笑いました。セリフはもちろん「ブンブン!」。適役すぎ。

現代のインターネットらしく、youtuberのようにユーザーが動画コンテンツを投稿することでお金を稼ぐ様子も描かれています。

とはいえインターネットの流行は数年でガラッと変わってしまうことを考えると、今のうちに観ておくべき映画と言えなくもないかも。もしくは10年くらいして観ると、「当時はこうだった」という別の味が出る映画かも知れませんね。

ディズニーのコンテンツ力で殴られる


本筋とは言えない部分かも知れませんが、やっぱりディズニー要素があれだけ出てくると盛り上がりますね。
上の動画のシーンの辺りで一番興奮しました。

これがどういうシーンかというと、実在のディズニーのファンサイト(!)である「OH MY DISNEY」に訪れたヴァネロペが、プリンセス達の控室に迷い込むという一幕。
ズルいの一言です、ディズニーの最初のプリンセス・白雪姫を筆頭に、最も新しいキャラクター・モアナまで、ヴァネロペを含めて15人のプリンセスがひとつの画面に登場する豪華さ。



元から3Dグラフィックの映画だったラプンツェル以降のキャラクターだけでなく、元々は2DアニメーションだったプリンセスもPIXAR製3Dモデルになっているのに感動しました。
白雪姫もアリエルもかわいいですね。上の動画でヴァネロペが歌いだした後、シンデレラの目が僅かに引きつっているのに笑った。

「プリンセスが自分の夢を歌うときはああなるのよ」というメタなセリフもサラッと入れてくる。

何より、これに合わせて原作の声優さんも集合しているのがすごすぎる。
これは日本版だけでなく、本国のバージョンでも(既に亡くなられている方以外)集合したとのこと。というか、本国で集合したからこそ日本でも集められたのかな。字幕版も観てみたいですね。



ちなみにプリンセスだけでなく、ソニックやバズ・ライトイヤーなどの「ちらっと登場する有名キャラクター」も元々の声優さんが付いていたりします。オールスター感が強すぎてとにかく観ているだけで楽しい。

インターネットの危険性の教科書

上2つの項で書いたような、圧倒的エンタメ力によって振り回されながらも遊園地のように楽しんでいるうちに、物語もどんどん進んでいきます。
話の本筋に関わってくる部分で、インターネットの暗い部分というか、あまり良くない部分にもがっつり踏み込んでいくのがまたおもしろい。

例えば序盤から、怪しげな広告を持ったキャラクターが「ゲームで楽しくお金を稼がない?」と道往く人(アクセスしたユーザー)に声をかけるシーン。こういう怪しいバナー広告、見たことありますよね。
さらに「ゲーム内のレアアイテムを現金で買い取る」というのもいわゆるリアルマネートレード(RMT)と言って、普通のゲームでは禁止されている行為です。
コンピュータウイルスも登場します。インターネットを背景にした作品ってことで、やっぱりウイルスは敵キャラとして適任。

いくつか紹介してみましたが、こういう危険なことに対して限りなく知識のないラルフとヴァネロペが綺麗に巻き込まれ、むしろ自ら加担していく描写も。買い物したりプリンセスに会ったりといった楽しいシーンの合間にも、危険なところに簡単に迷い込める世界だと暗に表現されています。

「オンライン」のサブタイトルが付いている本作で、しっかりとこういう部分が描かれているのがとても良かったです。

まとめ

まとめます。

  • 「ネットあるある」は「ゲームあるある」より共感する人多いはず。おすすめ。
  • プリンセス大集合豪華すぎ。観る価値あり。
  • 子供が観てもわかるインターネットの光と闇。教科書として良い?

あまりのお祭り映画っぷりに、本筋のストーリーのことをすべてすっ飛ばして書いてしまいました。もちろんストーリーも良かったですよ。
ネットあるあると、ディズニー自らのメタネタを絡めながら話が展開して最後まで流れるように持っていかれます。

途中にも書きましたが、2010年代後半のインターネットはこうだった、という記録にもなりそうな映画で、今観て、10年ぐらいしたらまた観て、というのが楽しそうな映画でした。

久しぶりの投稿で勝手を忘れてしまいましたが、また更新していきます。

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